新版 鳩山家の勉強法-五世代が東大現役合格した秘密(多湖輝)2006年

リベラルに 自発促す 環境を
生み出す”しかけ” 心理分析

 

<この本から得られること>

・東大卒で大物政治家を多く輩出した鳩山一族の家庭環境からヒントを得た、一般にも適用できる親による子どもを学習へ向けるはたらきかけ方

・心理学者である著者による、1990年代の脳科学の知見や心理学実験に基づく効率的な王道の勉強法

 

<こんな本>

能率的な記憶法・学習法、勉強に適した家庭環境の整え方のノウハウ本です。
直接のインタビューではなく別のところで語られた鳩山家のエピソードを引用し、推測も多く含まれますので、タイトルの「鳩山家の~」には捉われなくてよいでしょう。
(鳩山家は明治に衆議院議長となった和夫氏から由紀夫氏の長男まで、東大卒が5代続き、邦夫氏(元大臣など)は東大法学部を首席卒業、由紀夫氏(元首相)は理系の大学教授でもあります。)

 

<スポンサードリンク>


 

「どうしたら勉強が好きになるか、能率が上がるか」を子ども自身に考えさせるためのヒントを子どもの周りにいつも置き、答えを発見できるしかけの大切さを強調して説きます。
例えば図鑑、本、映画、NHKのスペシャル番組、博物館、展覧会など、とにかく何かに触れさせるとそれがきっかけで勉強が面白くなるということです。

鳩山家の人の勉強法として確認されたことの例として下記があります。(邦夫氏考案のものが多いです)
◆立ち上がり教師になりきって生徒に説明するつもりで問題を解く「大声勉強法」
◆部屋の目につくところに暗記したいものを書いておく「黒板勉強法」
◆薄めの参考書を内容が分からなくてもとにかく1日で読み切り、後日また同じく読み切り、これを数回繰り返すとだいたい頭に入っている「速読勉強法」
◆答えを先に読む(志望校対策としての赤本でさえも)「逆さま勉強法(※)」

※ただし数学の難問が解けない場合、すぐに答えを見て解法を暗記する「逆さま勉強法」に頼るだけでなく、”ある程度”やってからギブアップし、1~2日後に再びやってみると解けることが多く(イギリスの哲学者バートランド・ラッセルも難解な思索の際にこれに似た方法をよくしていた)、推奨しています。

その他、鳩山家に限らず受験成功体験者の勉強法を、心理学の実験結果で根拠を補足しながら説明しています。(下記)
◆好きな科目から始めて勢いをつける
◆あらゆる雑音さえもメモし記憶の補強にしてしまう
◆時間の制限・配分はきっちり

 

<ハイライトフレーズ3選>

・自分の空間と親たちのいる空間を、自由に出入りできるようにしておくこと。親が子を閉じ込めるのではなく、好きな時に閉じこもる「選択の自由」があってこそ、子どもの自主性も養われていきます。

・鳩山一郎・秀夫兄弟は子どものころ、休日などは両親と一緒に郊外や動物園にピクニックに連れていかれました。そのときかならずメモ帳と筆記用具を持参させられ、見聞きしたことなどをメモして帰り、日記にまとめさせたといいます。

・「まず最初に全体を見渡しておく」

 

<参考サイト>
ガイダンス・コラム記事一覧@二十四節気
鳩山由紀夫氏公式HP

 

<スポンサードリンク>


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。