愚直でまっとうな不動産投資の本(長谷川高)2010年

<この本から得られること>

・不動産投資の本質はインカムゲイン(売却益ではなく保有したまま入る利益)とストック(継続的に上がる利益)にある、という基礎から、物件購入までの流れとやるべきことの基本をひととおり学べる。

・物件の選ぶ基準、注意点、現地で見ること、賃貸を出す際の競争力アップの施策、管理(大家業)など、具体的なやり方が実例

・不動産投資に臨むにあたって、「縁と運」「地道な勉強・情報収取・分析」「冷静な判断」など、至極当然だけど忘れてはいけないマインドセットの刷り込み

 

<こんな本>

タイトルの通り、本書全体を通し一貫して、コツコツ堅実・着実で現実的な不動産投資のやり方を指南しています。
自らも不動産投資を行う実践派のコンサルタントである著者のモットーは、「わからないものには投資しない」。
バブルの絶頂・崩壊も現場で体験していて、とにかく客観的で慎重なスタンスが著者の人柄を偲ばせる語り口に現れていて安心感を与える雰囲気です。

 

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個別具体的な投資物件のパターンや戦略(考え方)も紹介されていますが、本書の見所はやはり、正攻法のみを貫くマインドの部分です。
「誰にこの優良な情報を提供するか」を選択するのは仲介業者側であり、結局は人とから「好ましい」と思われることに尽きる、などの「人との縁」や、自分の実力だけでうまくいくわけではない、という「運を呼び込む謙虚さ」や、不動産投資で成功して経済的自由を手に入れた場合「その後どうしたいか」が大事であることなどの人生観など、随所で説かれています。

若い人はまず自分の価値を収益還元法で算出し(銀行はその借りる人の収益性に応じて融資する金額を決めているので)、労働市場における価値を高めること優先すべき、など耳が痛い話もあり、全体を通して現実に向き合い冷静にさせる内容です。

 

<ハイライトフレーズ3選>

・なぜ不動産投資をするのかとたずねると、ほとんどの方が2次的な目標を持っていることがわかりました。それは「自分の夢を実現するため」という動機です。農業、孤児院・・・夢を叶える起点が不動産。

・普通は「前のめりになっている自分」に気づくこと自体が難しいのかもしれません。ですから、その投資に利害関係のない人に聞くことがポイントです。購入に踏み切る最終判断をする前に、いったんクールダウンすること。そしてもう一度全部のリスクを洗い出すことは、とても重要であると覚えておいてください。

・「わからないものには投資しない」「長期にわたって勝ち続けることはまずない」「安いときに買う」「迷ったときは休む」「自分には投資の才能がある、と思ったときがピーク」以上の投資の大原則5か条は、ビジネスや会社経営、はたまた人生においても当てはまることが多いのではないかと、私は最近強く感じます。

 

<参考サイト>
ガイダンス・コラム記事一覧@二十四節気

 

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