<要点 / この書籍から得られること>
・初心者でもすぐに理解でき、インターネットで発信するなら誰もが知っていて役に立つ、Google検索における本質
・ウェブマーケティング担当者や専門業者がするようなHTMLソースでのチューニングや、キーワード選定などのサイト運営プランニングまでカバー
・SEO対策済みのWordPressテンプレート「賢威ライト」が無料でダウンロードでき、WordPressでサイト作成するマニュアルにもなっている
<概要 / 本書の内容をざっくり言うと>
フェイスブックやツイッターがますます勢いを増してきた2011年末に、人にクチコミされるコンテンツを作ることで自然なリンクを集めるSEO(検索順位対策)をポリシーとするウェブ会社によって編纂された、初心者向けでもある技術専門書です。
全体的に、HTMLやワードプレスをいじる専門的な箇所が多いですが、随所にソーシャルメディアの特性をユーザー心理から分析した記述が印象的です。Google社のガイドラインに忠実な、至極まっとうで堅実・誠実な姿勢も感じられます。
特にツイッターでのリツイート、フェイスブックでのシェア、ブログやサイトなどででリンクをする際の”動機”を、「共感願望」「自己顕示欲」「自己のブランド強化」「対価目的」とパターンに分類して、どのように拡散をプランするか指南しているところは何度も読み返す価値があります。
<抜粋 / ハイライトフレーズ3選>
・Googleはユーザーの利便性を向上するための仕組みをどんどん導入してきています。SEOに効果的だからということだけでなく、その先にいるユーザーの利便性を考えてください。「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。」(Google共同創業者ラリー・ペイジ)
・欲しかった商品の購入・感動体験をした時、その喜びをTwitterでつぶやく人は多いでしょう。この行動の裏には「他人に共感・反応してほしい」という動機が存在します。すべての行動には「動機」があります。つまり、オーガニック(自然)な被リンクを増やすには、クチコミする人の動機を考える必要があるのです。
・どんなコンテンツも、露出しないことには始まりません。露出のチャンスは1度ではないが、「初期露出」は1度。中途半端なコンテンツを無理にクチコミさせようとすると、ネガティヴなクチコミが生まれます。
<参考サイト>
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