30分で英語が話せる(クリス岡崎)2011年5月出版

 

<要点 / この書籍から得ること>

・英語で気軽にコミュニケーションするためのマインドと、その後に英語学習を楽しんで継続するためのモチベーション

・会話中に言葉がつまってしまいそうな時に立ち戻れる最もシンプルな文法や、ネイティヴに近い発音の6つのポイント「R:母音の前に小さいル」「L:オー」「V:ヴ」「Th:ダ、タ」「Wh:ゥワ」「F:fア」

・日常会話をするのに十分な、海外で現在頻繁に使われている700語、もしくは(ホームページにて)5歳児の基本英単語700語

 

<概要 / 本書の内容をざっくりと>

世界No1コーチとされるアンソニー・ロビンズの情熱的な講演の同時通訳をつとめる著者が、ハイテンションに読者(英語を話したいけど学んでもなかなか話せない人)へ語りかける調子で、英会話のポイントを伝授し、モチベーションを高める内容です。

(下に続く↓)
 

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<書評 / あらすじ&レビュー>

本書全体で、とにかくルールをシンプルにし、会話している最中に単語や表現がわかならくなり言葉が出ない時に立ち戻れる原点を明示します。

文法(語順)に関しては、第3文型【誰が(S)→どうする(V)→何を(O)】だけで90%カバーできるとし、それを「主語を抜かせば命令」「語尾を上げれば(↑)疑問」「動詞の前にdidをつければ過去、willをつければ未来」とします。

前置詞についても、各場面で適切に使い分けるためのイメージの説明はされていますが、「厳密に言えば間違っているけど、通じる」という大原則のもと「わからなければinをつければいい(なんとか通じる)」という最低限のポイントが示されます。

発音では、上述6つのポイントだけは日本語にない上にちゃんと習わない(日本人のほとんどが間違って覚えている)ため、ここだけでも気をつければネイティヴに発音の良さを驚かれるほど効果的であり、その他はカタカナ読みでもだいたい通じるとのことです。
さらに、日本語は表意文字である一方英語は表音文字であることに起因する、日本での読み書き重視の英語教育の弊害に気づかされます。

そもそも英会話というものは、間違っていても分からなくても、相槌や褒め言葉だけでも楽しくコミュニケーションはできることや、とにかく発話してみて相手に直してもらいながら楽しく上達させるものである、などなど、とにかく最初の一歩を踏み出すためのマインドやテクニックも盛り込まれています。

 

<抜粋 / ハイライトフレーズ3選>

・前置詞は困ったら『in』でイインだ!

・(40台女性通訳の体験コメント)実はものすごい真剣で緻密な教育法を研究されています。楽しさとモチベーションの芸術です。見えないところでは本当に高度な技術で安全対策がなされています。

・ただ単に「英単語」をたくさん覚えようとしてもキリがない!5000語覚える時間なんて、なかなかとれない。だけど、ネイティヴに話しかけて相手にほめられてワクワクしながら「楽しく英会話が覚えられる!」のなら、そっちのほうが簡単じゃない?

 

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<参照したいサイト>

著者ホームページ「30分で英語が話せる」スペシャル音声講座
すでに知っている700語で英語が話せる!

 

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