明確に 顧客を定め
行動を 促す心理 当事者意識
<要点 / この本から得ること>
・ウェブサイトを見る人(お客)の心理や行動パターン
・信頼を得るために必要な文章の準備やテクニック。中でも特に「ストーリーの構成」(下記)は効果が大きい、という認識。
1.なぜこのビジネスをやろうと思ったか
2.スタート当初の話
3.一歩踏み出すチャレンジ
4.よい師匠や仲間に出会う
5.大きな敵(ライバル)に立ち向かい、負ける
6.大きな意識改革、成長
7.自分の殻を破る
8.目標達成
・すぐに取り掛かることができるウェブ改善の施策
<概要 / 本書の内容をざっくりと>
メルマガコンサルタントでありウェブサイト改善やメディア戦略を得意とする著者が、小規模事業者向けにウェブマーケティングの基本を書いた本。
「誰に向けて」「何を」を公開するかが重要であることを繰り替えし強調しながら、ウェブの文章における各テクニックの背景や効果を解説している。
(下に続く↓)
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<書評 / あらすじ&レビュー>
序盤、「ウェブサイトが公式な情報源であり、その他のツールは補完的な役割」という構造を提示します。
その上で、「情報発信こそが存在を示す一番の方法」とし「自分の強みや売りを発信するのがベスト」という書き手側の基本姿勢から、情報収集能力が格段に上がっている読み手側の視点も示しています。
読み手(お客様)がウェブサイトに向き合う際の心理を、「課題に対する答えを求め」「検索窓に入力したキーワードは、その人のニーズであり、心の声が言語化されたもの」と考えます。
よって、読み手は目的に向かって情報を集め比較検討し真剣に決断するのだから、ウェブサイトに書くことは「信頼できる情報」である、という前提が明確になります。
文章は、「読み手に分かりやすいように」「6W3H」「物語の要素を入れると思いが伝わりやすくなる」「ギャップを活かしたプロフィールはお客様に訴える力がある」などの、効果を高める各テクニックが具体例と共に解説されます。
そして、お客様に「当事者意識」を持たせるライティング(下記)の重要性を説いてます。
◎読む人が「この情報が私の課題を解決してくれる」という気持ちになるようターゲットを明確に定める
◎人は抽象的な呼びかけには不確かな感情を抱き反応しにくいので、とにかく具体的に
◎お客様が正しく反応出来るよう、自分が提供できるものを細分化しておく
◎選択肢を示し、お客様は選ぶだけでよい状況を作る
<抜粋 / ハイライトフレーズ3選>
・たった1回の検索で、たまたま最初に目についた情報で満足するでしょうか。他と比較もせず、信頼もない状態で決断することは考えられません。
・人は、目的と感情をリンクさせながらウェブサイトを見ています。そのときどきに、小さな決断があるのです。
・仮説検定というと難しく聞こえますが、要は想像することです。ウェブサイトを訪問した人の心理を想像し、「〇〇を考えている人だったら、きっと××だから離脱するのだろう」というパターンをいくつも書き出します。
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<参照したいサイト>
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