独立を 期す人々へ おくられる
心構えと リアルな指南
<要点 / この書籍から得ること>
・主に現役のITエンジニアにとっては独立起業するための具体的な流れの指南と、違う職種の人にとっても雇われずに働くための心構え
・購読者限定の、売上台帳のフォーマットや、著者に直接質問もできるサポートサイトのコミュニティ(Facebookグループ)参加権利
・クライアントとの交渉(見積もりなど)や契約期間中のやりとり(請求など)のコツもその根拠と共に解説され、さらにQ&Aコーナーで実在のITエンジニアからの相談に答えており、仕事の作り方・取り方・進め方がイメージしやすい
<概要 / 本書の内容をざっくり言うと>
日本最大級のビジネスマッチングサイトを構築した著者が、主にITエンジニア向けに独立のための具体的な手順や方法、そして自立的な人生を送るための考え方をまとめたものです。
(下に続く↓)
<書評 / あらすじ&レビュー>
会社員から独立専業までを以下の4つのステージに分け、
ステージ1:本業・会社員+副業・受託案件
ステージ2:本業・常駐型フリーランス+副業・受託案件
ステージ3:本業・受託案件+副業・自社ビジネス
ステージ4:自社ビジネス専業
それぞれに必要なマインドセットと具体的な仕事で遭遇する場面での対応を著者の実体験も踏まえながら、会社に依存しない・独立起業に必要な心構え、営業戦略・顧客対応、自社ビジネスのプラン・モデル構築、一生食える・長く成功するための意識など詳細に解説しています。
「どういう技術を身につけて〜の判断」「どんな会社に〜ニーズを見つけて〜」など、ITエンジニアに向けてのアドバイスですが、文中に専門用語は少なく、
「方向性が間違っていなければ、成功するまでやめなければ良い」「失敗ではなく成功への布石」「他人を意識せずに自分なりのやり方で独立起業を目指したほうが勇気が持てる」「一生お金に困らない人になる3ポイント:収入を増やす力、支出を抑える力、両者を管理してコントロールする力」「経済的不安をなくすのに、莫大なお金を稼ぐ必要はない」などなど、
一般にも通底するビジネスにおいて汎用的な考え方(マインドセット)が全編にわたって述べられています。
<抜粋 / ハイライトフレーズ3選>
・「どうやって勉強すればいいですか?」と質問をする人は、「お金を稼ぐことよりも、勉強することが目的になってしまっている可能性が高い」
・独立企業してお金をかけいただくためには、なんの保証もない状態で、自分の中の時間や労力を「先に差し出す」必要がある。これが会社員時代の給料と大きな違いだ。
・多くの人は「どうやって稼ぐか」を考えようとはするものの「なぜ稼ぐ必要があるのか?」についてはあまり考えることはない。本来、何の目的のためにいくら稼ぎたいかという根拠があり、その根拠をもとに動機(モチベーション)が生まれる。
<参照したいサイト>
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