水と塩を変えると病気にならない(新谷弘実)2011年3月出版

水と塩 砂糖と油 深く知り
徐々に取り換え 健康保つ

 

<要点 / この書籍から得ること>

・長く健康に生きるための、現行の医療や栄養学の不完全さの認識と予防医学や食事の大切さの理解

・生命活動の基本となる「水と塩」からまず身体の細胞を整え、「糖と油」の適切な摂り方を学び実践することで健康を維持増進する具体的な知見の数々

・上記をふまえさらにステップアップする応用編5つのルール:「植物食85%:動物食15%」「酵素を含んだ生きた食品の摂取」「朝のファスティング(断食)」「早寝早起きで食事のリズムを作る」「サプリメントで栄養補給とデトックス」

 

<概要 / 本書の内容をざっくりと>

大腸内視鏡医学の世界的権威である著者が提唱する食事健康法(シンヤビオジマ)の入門となる、取り組みやすく具体的な工夫の数々が収録されています。

(下に続く↓)
 

<スポンサードリンク>


 

まず、水・塩・砂糖・油の4要素についてそれぞれ身体のしくみにどう関わっているのか、基本となる科学的な説明が非常に平易にされます。
●細胞の老廃物を運搬するリンパ液も、細胞に栄養素を運ぶ血液も、水を原料をしているので、良い水を絶えず補給しないと細胞の物質やりとりに支障が出てくる
●カルシウムはマグネシウムと対応関係にあり、(塩化)ナトリウムもカリウムと対応関係にあるため、一方の過剰摂取は体内のミネラルバランスが崩れ体調不良を引き起こす
●単糖類、少糖類、多糖類の分解のされやすさ、吸収のスピードの違いから、精製されすぎた糖類(主に砂糖)の身体への負担や精神的弊害の原因となる
●油脂は細胞膜を構成し栄養と老廃物の出し入れを担っているため、脂質の種類の摂取の組み合わせを適切にしないと細胞が老化しやすくなる

そして、何から改善すればいいか生活の場面でイメージしやすいアドバイスや実際の商品も紹介され、ストイックにならずに徐々に次のステップに進めるようになっているのが本書の最大の特徴です。
●1日1.5Lの水を、起床時・ランチ前まで・夕食前までに分けて飲む
●良い塩を買い物で見分けるにはイオン交換膜を使った”工場の塩”でなく天日・平釜で濃縮した”海の塩”を
●断糖が辛い人はまず砂糖や液糖が大量に入った市販の飲料水を減らすことから
●魚から油を摂るなら青魚から、揚げ物をするならオリーブオイルで

 

<抜粋 / ハイライトフレーズ3選>

・体にいい水の条件としては、一般的にはミネラルの含有量や硬度(カルシウムとマグネシウムの割合)、残留塩素の有無、水温などが挙げられますが、最終的には「生体水に近い」ということを最も重視すべき点だと考えています。

・「日々の体調管理をしっかり行って自分の能力をもっと引き出したい」「慢性疲労や不眠、頭痛、肩こり、便秘などの体の不調から解放され、快適な生活を送りたい」「将来の病気の不安を取り除きたい」といった思いがあるならば、糖質の摂り方を工夫しながら徐々に「ごはん中心」の食生活に切り替えてください。

・食べ物は絞ったり粉にしたりして余計な手を加えず、より自然に近いホールフード(=全体食)の状態でいただくことが体にもいいことなのです。新鮮な野菜や果物を生に近い状態でなるべく食べるようにすれば、体に必要な栄養素、そして酵素がよりスムーズに補給できます。

 

<スポンサードリンク>


 

<参照したいサイト>

πウォーターについて
新谷健康長寿法シンヤ・ビオジマ
シンヤビオジマ・ドット・コム

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

アーカイブ

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。