『1分で読書』の循環@芒種

こんにちは。
ブリッジライターNAOです。

本日は二十四節気の「芒種」。

新しい生命の誕生・成長が見られる時候であり、
稲や麦の種を植えるのに適した頃です。
(ただし現代の農業での種蒔きはこれよりも早くなっていますが)

※ちなみに「芒(のぎ・ぼう)」の字は、
稲・麦などイネ科の植物の実の殻についた針状の部分を指します。

 

「種植え」「種まき」ということで、
「種」は、生命の新たな世代へのバトンタッチ、
生物のサイクルひと回りを象徴していますね。

サイクル、すなわち「循環」です。

 

地球上に存在するあらゆるものは循環の輪の中にある
という考え方は
自然栽培の実践者の本でよく見かけますし、

以前に筆者が講師をしたセミナー
 南方熊楠から見た、今西錦司の『生物の世界』 
のレジュメの中のpdfの2枚目には、
「太極図」を「循環図」としてシンプル化し

「2項対立するような概念」に「循環」を当てはめると
いろいろと理解が深まるだろう、と考えました。

 

例えば分析・推論の手法として、「帰納」と「演繹」があります。

このアプローチは真逆であり、
”個別の事象”をいくつか集めて、”全体的な法則”を導き出すのが「帰納」、
”一般的な理論”をまず設定して、”特殊な現象”も説明するのが「演繹」です。

科学の世界においては、帰納によって法則を見つけ出すことが多いですが、
時々現れる天才が演繹によって時代の流れを変えるほどの大発見をする、
ということの繰り返しが、科学発展史でもあります。

要は、一方通行でなく、
バランスと、流れが循環することが大事と理解しています。

 

<スポンサードリンク>


 

今回は、ヘーゲルの弁証法の中でも代表的な
「アウフヘーベン・正反合」
を使ってみて、
「種」と「循環」を考えてみましょう。

植物において「種」を実らすには、
「花」が必須です。

「正」を「美しく咲く花」の状態とすれば、
「反」は「枯れて美しくない」状態とします。

いつまでも「正」の状態を欲して、
「永遠に枯かれない花」(ドライフラワーや造花など)
を作ったりもしますが、
これは”生命”でも”自然”でもないため
どうも”美しさ”が表面的過ぎて、
直感的には”美しさ”が損なわれています。

永遠に同じ(正の)状態では美しくない

・・ならば、どうするか。

「反」の状態、つまり「枯れる」ことを通過することで、
次世代に花を咲かす「種」を実らせる(=)、
このような「サイクル=循環」に乗せることが
”自然”の示している”答え”です。

 

「正」だけでは物事・現象は維持できず、
対立するように見える「反」を経て、
より高次の「合」を成す、
この循環のプロセスが「アウフヘーベン」である、
と考えるのはいかがでしょうか。

 

<参考サイト>
ガイダンス・コラム記事一覧@二十四節気
南方熊楠から見た、今西錦司の『生物の世界』
無肥料栽培を実現する本(岡本よりたか)
【弁証法】アウフヘーベンしようぜ!今さら聞けない弁証法の基礎

 

<スポンサードリンク>


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。