週末農園生活-東京から行くレンタルファームガイド-週末農園生活(東京地図出版)2009年9月出版

週末は 市民農園 お手軽に
別荘気分は クラインガルテン

 

<要点 / この本から得ること>

・首都圏から通いやすい市民農園(=レンタルファーム)とクラインガルテンの詳細や、都内の体験農園ができる自治体のリストと概要

・主な野菜の作付け時期の表

・最低限の農業用語(作付け、剪定、堆肥、追肥、定植、間引き、マルチング、元肥、誘引)や、農具(クワ、カマ、ハサミ、小型のスコップ、ゴム手袋)

 

<概要 / 本書の内容をざっくりと>

東京から行きやすい33軒の市民農園とクラインガルテンの、営業時間・面積・会費・利用資格に加え、指導員や用具貸し出しの有料・無料、栽培可能な作物などの情報を掲載し、現地の写真が豊富なガイドブックです。

(下に続く↓)
 

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<書評 / あらすじ&レビュー>

市民農園、クラインガルテン、体験農園のそれぞれの特徴が解説され、費用の目安や「どんな人が向いているか」など、検討している人にとって実用的な情報がまとめられています。

◆レンタルファーム(=市民農園)
区画割された農園を有料で貸し出している施設。
契約期間は1年単位、農機具の貸し出しがあり、作物の栽培に関してアドバイスしてくれる指導員や管理スタッフが常駐していることが多い。
→週末に日帰りで気軽に畑いじりを楽しみたい人におすすめ。

◆クラインガルテン(=滞在型市民農園)
農園の一区画内にラウベ(簡易宿泊施設)と畑が併設され、契約期間中はラウベを別荘感覚で利用できる。
自治体が開設している場合がほとんどであり、都市生活者と地元住民の交流が大きな目的の一つのため、イベントの参加などが求められる。非常に人気が高く、契約更新する人が多いためなかなか空きが出ない。
→まじめに農作業に取り組み、地元住民と積極的に交流できるよう頻繁に訪れることができる人に向いている。

◆体験農園
農家が自ら開設し管理を行い、農園主の指導のもとで利用者が農作業をする。
作業する日はほぼ決まっており、収穫祭など利用者同士が交流するイベントを行うところもある。
→野菜作りは楽しみたいが1人で行うのは不安という人に最適。

市民農園の紹介では、自治体や農業協同組合でなく、主に民間企業が開設して比較的施設が充実しているところを取り上げています。
小田急線の線路だった敷地を菜園化したアグリス成城や、アトレ恵比寿の屋上にあるソラドファームの2つが、都内の駅から徒歩すぐで、その他はバスか車の利用が便利なところがメインとなります。

 

<抜粋 / ハイライトフレーズ3選>

・一般的に週末を利用して訪れることになるので、家からあまりに遠い農園を選ぶと、次第に足が遠のいてしまうことも。まずは家からの所要時間を調べて、アクセスの良い農園を選ぶのがベストだ。

・ここでは、最低限知っておきたい農業用語をご紹介。農園スタッフや地元の農家の人と話をするときに知っていると何かと便利だ。

・市民農園が利用者の好きな作物を自由に栽培できるのに対し、体験農園は農園主の細かな指導のもとで、作付けから収穫までを体験する。そのため失敗することもなく、店に並んでいるような立派な野菜を作れるのが一番の魅力。

 

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