世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論(永崎裕麻)2015年

”ケレケレ”で つながる緩さ
南国の “今”を感じる スローなリズム

 

<この本から得られること>

・フィジー人から学ぶ幸せの4つの習慣[共有、テキトー、現在フォーカス、つながり]と、それが日本の若者にも芽生え始めている事例

・日本人が幸せを感じない3つの理由[仕事を優先し過ぎる、世間体を気にする、人間関係が希薄]

・フィジーの民族構成(フィジー系6割、インド系4割)など国情や歴史と、著者がその生活の中でやりとりしたフィジー人(フィジー系)のセリフや行動の面白おかしいレポート

 

<こんな本>

世界幸福度ランキング1位(※)であるフィジー在住9年になる著者が気づいた幸福についての考察を、フィジー人のセリフ部分を関西弁で表現しながら具体的なエピソードを交え詳細にレポートしています。
(※ブータンはGNH:国民総幸福量を提唱している「幸せを目指している国」であって、実際の幸福度はフィジーに及ばないと考えられます)

 

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フィジー人の持つ幸せの習慣を下記4つに整理し、それぞれ著者が驚きとともに実体験したことを読者に面白くイメージさせて紹介しています。
❶モノもお金も何でも「共有」
❷自分にも他人にも「テキトー」
❸どんな時も「現在フォーカス」
❹光の速さで「つながり」をつくる

特に「ケレケレ」(お願い、貸して、ちょうだい、を融合させたような意味)という言葉が多用され、「俺の物はみんなの物、お前の物もみんなの物」という優しいジャイアンのようなエピソードがあふれています。

「共有」がなぜ人を幸せにするか?という問いに対して、「自分の存在価値を確認できるから」というアドラー心理学から引用し、幸福のカギは「社会とのつながり」にあることを結論付けています。
「つながり」が幸せに直結する理由は、人はもともと「利他」という行為によって幸せを増やしていく生き物であり、「幸福は愛」「幸福は人と人との間に存在する」という調査・研究結果を示しながら解説しています。

さらに日本でのシェア型サービス(エアービーアンドビー、ノッテコ、タイムチケット、エニタイムズ)や、ユニークな働き方を実践している企業(サイボウズ、ChatWork、CRAZY、ビースタイル)を挙げ、フィジーの幸せの習慣が日本の若者にも兆しが見られ始めていることを示唆しています。

 

<ハイライトフレーズ3選>

・お金で幸せは買えないことを大人たちの背中から学んだ若者たちは、ボランティア活動だったり、社会起業家を目指したり、社会貢献度の高いものに強い関心を抱くようになってきています。そんな利他的な活動が、結果的に自身の幸福度を高めているのでしょう。

・インド系の子の里親になって育てたおばちゃん「困ってる人を助けるのに、人種とか関係ないやん。それに家族の中が多民族化してるほうが楽しいやん。子どもの教育にもエエしな」

・悩みの多くは「今」になく、過去と未来にあります。「今」にフォーカスすれば、悩みのほとんどは消えてくれるのです。

 

<参考サイト>
ガイダンス・コラム記事一覧@二十四節気
世界最幸の国 Fiji へ移住してみた(著者HP)
永崎裕麻-ハフィントンポスト

 

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<主な参考文献>
・幸福になる「脳の使い方」(茂木健一郎)2013年
・ぼくたちに、もうモノは必要ない(佐々木典士)2015年
・一流の時間の使い方(中谷彰宏)2015年
・幸福途上国ニッポン(目崎雅昭)2011年

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